徐々に改善しはじめ…前ページからの続き
改善のきっかけ
起業したての頃は、収入がそれまでの半分くらい減ってしまったので少し気が滅入っていましたが、どういうわけか右手の湿疹は少し良くなり始めました。 時々、左手に再び湿疹が現れぶりかえしてしまったりしながらも何とか毎日をやりくりしていました。
冒頭でも触れましたが、私はいい年をして未婚の独身です。特に守らなければならないものはありません。 自宅を職場とし、毎日好きな時間に目を覚まし、好きに仕事をして…という生活になり改めて自分一人の会社、自分一人の人生という風に身軽になったわけです。 ストレスが軽減されたのだと思います。
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新規の顧客開拓は大変ですが、それでもできるだけ既存のお客様のご紹介や伝手を辿ったり、商工会へ加盟して相談窓口を利用して見込み客を見つけたり… そんな風にしていると、儲けは少ないですが仕事はそこそこ安定的に舞い込んできます。私の場合は、血眼になり足を棒にして営業する、などということは必要ありませんでした。
そこから定期の契約を取る方向へ仕事のやり方を少しずつ変えていき、それほど働かずとも、そこそこの広さの賃貸に住み自分一人食べていくには困らないだけの収入ができました。 そうなるまでに、起業から約10年もかかってしまいました。手湿疹は、その間も一進一退を繰り返しましたが、もはや人生のパートナーのように達観していました。 (念のため書き添えておきますが、私の仕事は連鎖販売等のネットワークビジネスではありません。ああいうものには手を出さない方がいいと思います…。特に私のような凡人は。)
仕事と収入に一定の区切りができて、私は自分の右手の湿疹についてよく考えてみることにしました。 以前の生活でどんどんひどくなっていたものが、薬もろくに使っていない今の方が勝手に少し治まっている。 それはいったいどんな理由からだろう。そんな風に考えを巡らせました。
試しに生活習慣を比較で書き出してみると、以下のようになりました。表をご覧ください。
Life Style
生活習慣の比較
私 T の生活習慣の比較です。手湿疹が全開でひどかった会社員時代と、手湿疹がなりを潜めたひとり起業後の違いをご覧ください。
会社員時代(手湿疹がひどかった) | |
塗布薬の量 |
ステロイドの薬を一日二回、毎日患部に塗る。 右手全指と手の甲、ふっくらした側面の全部に塗る。 百円ショップやドラッグストアで売っている綿の手袋着用。 |
酒量 | やや多め(寝酒で缶二本ほど。元々すごく弱い方。) |
煙草 | 多め(日に一箱もしくはそれ以上) |
入浴時間 | 少ない(20分程度) |
睡眠時間 | 少な目(4~5時間) |
運動量 | 適度 (自転車での往復8km通勤、職場の階段の上り下り程度) |
食事の傾向 | 外食と持ち帰りの弁当など、そればかり。 缶コーヒー大好き。 |
ひとり起業後(手湿疹がおさまりはじめた) | |
塗布薬の量 |
一切使わない。 軟膏だろうとクリームだろうと関係なく一切使わない。 完全にゼロ。 |
酒量 | ほぼゼロ |
煙草 | 少なめ(日に10本程度) |
入浴時間 | たっぷり(1時間前後) |
睡眠時間 | たっぷり(7時間もしくはそれ以上) |
運動量 | 少なめ(起床後の体操、ストレッチ程度) |
食事の傾向 | ほぼ完全に自炊。梅干を摂る。 自分で入れた緑茶、ドリップコーヒーやラテが大好き。 |
私は、薄々と感じていたことについて、一気に確信を深めました。 それは「ストロイドをはじめとした薬、そして運動は、私の手湿疹の水泡やかゆみなどの症状改善にほとんど役立っていない」ということでした。
この気づきを得てから、私の手湿疹の症状やストレスは一気に改善へと動き出します。
My Hand Eczema
私の手湿疹
私の手湿疹の症状(閲覧注意)
私が自分の手湿疹を撮影した写真の置き場です。 全体的に症状が軽めのものですが、気分が悪くなる方もいらっしゃるかもしれませんので、閲覧に際してはくれぐれもご注意ください。
手湿疹との闘いの記録
最初のきっかけは、26、7歳くらいの頃のことです。 ある教育系のビジネスフランチャイズの教室を職場としていた私は、勤務先で自分の事務仕事や接客の合間に、定期的に来客の使用するスリッパを消毒していました。 アルコール入りのウェットティッシュや、スプレーなどを用いて、来客が触れるものを消毒していたのです。
ある時、自分の左手中指と薬指のそれぞれ先端の方に小さい水泡が出来ているのを見つけ、ほんの少し痒みを感じるようになりました。…